未来を予測!

考えるほど不思議な確率の話(2)

(2)運のいい人・悪い人

サイコロの実験はいかがでしたか?
回数が増えるとばらつかなくなるようですね。
それなら、何回ぐらい投げるとばらつかなくなるでしょう?


乱数を使って実験してみました。


目標:ばらつき1%以内



結果:約6万回投げて、やっと1%以内に!




ばらつくおかげでギャンブルが面白い


 サイコロの目が偶数か奇数かにお金をかける「ばくち」。少ない回数では、ばらつきが大きいからギャンブルは面白いんです。そして、どんどん儲かる運のいい人、損をして地獄を見る運の悪い人なんかが生まれるのも、確率のこうした性質からです。もし、ばらつかないなら、勝ちも負けもしなくなって、ギャンブルする人はいなくなるでしょう。ギャンブルの店は倒産しますね。ラスベガスには誰も寄り付かなくなるでしょう。

未来を予測!   


 車の運転中、いつ事故に遭うか、それは誰にもわかりません。でも、確率を使って対策を立てている会社があります。それが保険会社です。

事故の確率: 1/1000
事故処理にかかる費用: 1,000,000円
この二つを掛ると =1,000円



こうして得た1,000円に、人件費などの営業経費を加えた金額を「保険料」として、加入者から集めています。加入者は何万人もいるはずですから、ばらつくことはまれで、保険会社は損しないというわけです。ただし、阪神大震災のような、通常考えられない大異変が起きると、保険会社はパニックになるらしい。



(C)2009 S Tanaka